3つある包茎の中でも真性包茎は患者数が少ないため、ピンとこない方は多いのではないでしょうか。
実は歴とした病気なため、他の包茎とは扱われ方が少し異なることが特徴です。
包茎は基本的に自力で改善させるか包茎手術で包皮を切除するかを選べますが、真性包茎は同じようにはいきません。
真性包茎は体験談が少ないため、情報収集はクリニックでカウンセリングを受けるかインターネットやSNSなどで行う必要があります。
この記事では、真性包茎がどのような包茎であるのか、どのような治療方法があるのかなどを詳しく紹介していきます。
真性包茎とはどんな包茎?
包茎には最も患者数が多い仮性包茎や無理やり剥くことで起こるカントン包茎、そして真性包茎の3種類に分けられます。
仮性包茎は包皮の余り具合に関わらず自分で亀頭を露出することができますし、通常時は被っていても勃起時は自然と半分以上露出することが可能です。
カントン包茎は包皮の先端が狭くなっているため無理やり向いてしまうと亀頭の根元や包皮の先端が腫れあがってしまうことで、自分で戻せない場合は最悪治療しなければなりません。
真性包茎はカントン包茎になる方と同様に包皮の先端が極端に狭く、基本的には自分で剥くことができない状態です。
無理やり亀頭を露出できないため常に亀頭が包皮に覆われている状態となり、衛生的にも問題がありますし最悪の場合は性病を患ってしまうことが特徴になります。
他の包茎と違って患者数が少ないため情報収集を行いにくく、治療を受けることを決めてクリニックへカウンセリングに行くか、少ない体験談や泌尿器科などのホームページで改善方法を調べなければなりません。
しかし、近年は多くのクリニックがホームページを開設しているため、泌尿器科に的を絞れば効率よく情報収集することが可能です。
真性包茎の治療方法を紹介
真性包茎は仮性包茎やカントン包茎のように自力で改善させることはほぼ不可能に近く、通常時に何とか亀頭を露出できるごく一部の患者も、何カ月も続ける根気が必要です。
ほとんどの患者は自分で亀頭を露出させることができませんし、重度の方は勃起するだけで締め付けられるような感覚になり、自慰行為はおろか性行為すら満足に行えません。
そのため、真性包茎の治療方法は包茎手術一択になります。
包茎手術は泌尿器科だけでなく美容整形外科でも行えますが、唯一保険が適用されるのが真性包茎です。
亀頭を露出できないことは病気として認定されますし、性行為をしていない方も性病になってしまうため、できるだけ早めに手術することをおすすめします。
包茎手術は切除前に担当医からカウンセリングを受け、切除する範囲を決めるだけでなく麻酔のテストや、必要ならアレルギーテストも行うことが一般的です。
ネットで情報収集しても同じような症例しか書いてありませんが、実際にカウンセリングを受けることで切除する範囲が症例と異なったり、別の治療が必要になったりすることがあります。
自分1人ではどうにもできないのが真性包茎なので、無理に剥こうとして包皮が避けてしまうのは避けましょう。
真性包茎を放置することで起こるデメリット
包茎のデメリットは清潔な状態を保ちにくいことですが、仮性包茎のように簡単に亀頭を露出できる場合は毎日洗うことで改善することが可能です。
しかし、自力でも剥くことができない真性包茎は、亀頭と包皮の間にカスが溜まったままになったり、そのカスが原因で悪臭を放ってしまったりすることがデメリットとして挙げられます。
剥くこと自体が不可能なため洗おうにも洗えませんし、尿を出すときに少し包皮の間に入ってしまうことで下着にも臭いが付きやすくなることがあり、人前で下着姿になることが億劫になってしまいかねません。
一度感じたコンプレックスを解消するには、悩みの種を取り除かない限り治すことは難しいので、すぐにでも治療することをおすすめします。
治療せずに放置しておくと性病や悪臭以外にもデメリットがあり、常に亀頭が包皮に覆われていることから先細り状態になったり、刺激に弱いままで早漏気味になったりしてしまいます。
長年真性包茎だった方は包茎手術をしても亀頭が大きくなりにくいため、術後に同時にコラーゲンを注入する亀頭増大治療や、早漏改善のためにカリと呼ばれる部分に体に吸収される薬剤を注入してもらいましょう。
まとめ
インターネットのみで情報収集すると、都合のいいことばかりが目に入りやすく頭でっかちになりかねません。
真性包茎は努力で何とかなるタイプの包茎ではないのですし、満足に性行為をすることができないためパートナーがいる方やこれから作りたい方は治療をおすすめします。
カウンセリングを行うのは男性の医師ですし、何人もの包茎を見てきているため恥ずかしいと感じる方も安心して診てもらうことが可能です。
多くの症例を知っている医師は、真性包茎の度合いで適切な治療方法を提案してくれますし、術後のケアも細かに教えてくれます。
まずは専門クリニックの無料カウンセリングで真性包茎かどうか確認しましょう